ファクタリングにおいて、即日入金が本当に実現できるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ファクタリングで即日入金は可能です。
しかし、どのファクタリング会社でも即日入金対応をしているわけではありません。
また、確実に即日入金をしてもらうために、利用者側にも気をつけなければいけないポイントがあります。
そこでこの記事では以下について解説します。
- ファクタリングの「即日」は基本的に嘘
- 即日入金可能なおすすめファクタリング会社10選
- 即日入金のために気をつけるポイント
- 急ぎの場合の最終手段
- 即日入金は手数料が割高になってしまう可能性も
少しでも早く資金調達をしたい方はぜひとも参考にしてみてください。
まずはファクタリングにおける「即日」の定義について見ていきましょう。
ファクタリングの「即日」は基本的に嘘?
まず、言えるのはファクタリング会社が言う「即日」は基本的に嘘だと言うこと。というのも、ファクタリングにおける「即日」というのは以下の3つのことを言うためです。
- 即日審査
- 審査後、即日入金
- 即日入金
この3つが同様に「即日」と表現されていますが、それぞれ意味合いが異なるので注意が必要。
1日で入金まで完了するという点においては、即日入金こそが本当の「即日」といえるでしょう。
それでは、3つの「即日」について簡単に解説します。
即日審査
「即日審査」は申し込んだ当日中に審査を完了させるというもの。
審査が当日中に完了したとしても、入金までを当日中にしてもらえるかどうか分かりません。
もちろんすぐに審査が完了し、その日に入金されることもあるはずです。
しかし、審査は即日で完了しても、入金自体は翌営業日あるいは数日後という可能性もあります。
さらに土日祝日をはさんでしまうと、入金まで3日以上を要するケースもありえるでしょう。
審査後、即日入金
「審査後、即日入金」は審査が完了し次第、即日入金するというもの。
当日中に審査をしてもらえれば、即日入金が可能になります。
しかし、審査を当日中にしてもらえるかは分かりません。
審査をしてもらえるのが申込の翌営業日あるいは数日後の場合、それに合わせて入金日も遅れてしまいます。
土日祝日をはさんでしまうと、入金までかなりの日数を要するケースもありえるでしょう。
即日入金
「即日入金」は審査から入金までをその日に完了させるというもの。
当日中に資金調達を行いたければ、「即日入金」に対応が可能なファクタリング会社を選びましょう。
しかし、金融機関の都合によっては着金が翌日になってしまうこともあるので、注意が必要。
というのも、審査通過が遅い時間帯だと金融機関での送金が間に合わず、口座への着金が翌日になってしまうのです。
どうしても当日中に現金を手にしたい場合、ファクタリング会社から手渡しで現金を受け取るという方法もあります。
以上がファクタリングにおける3つの「即日」です。
次項では実際に即日入金対応ができるおすすめファクタリング会社について解説します。
本当に即日入金できるおすすめファクタリング会社10選
即日入金はどのファクタリング会社でも対応しているわけではありません。
即日入金のためには、ファクタリング会社の選定が最も重要と言えるでしょう。
即日対応をしてもらえる可能性が高い、おすすめファクタリング会社10社とその特徴について解説します。
即日入金が可能なファクタリング会社①ウィット
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30~500万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
ウィットは小口債権の買取を専門にしているファクタリング会社です。
基本的に利用できる金額に上限はありませんが、30~500万円が目安。
小口債権専門だからこそ、非対面でのファクタリングに力を入れており、電話一本・最短3時間で入金までを完了させることができます。
手数料についてもかなり良心的で、30万円の売掛金を手数料5%で買い取った実績があります。
ウィットは審査スピードと手数料の両方でおすすめできるファクタリング会社です。
即日入金が可能なファクタリング会社②えんナビ
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
えんナビは30万円の小口から5,000万円の大口債権まで幅広く利用できるファクタリング会社です。
入金スピードについては最短で即日入金を確約しており、手数料も業界最低水準の5%~となっています。
大半のファクタリング会社が土日祝日の対応を行っていない中、えんナビは24時間365日受付対応を行っています。
土日祝日の急な資金調達が必要になった際は、えんナビを利用するのが良いでしょう。
即日入金が可能なファクタリング会社③OLTA
手数料 | 2~9% |
対応スピード | 即日 |
買取金額 | 制限なし |
審査 | 債務超過でも審査は可 |
個人事業主 | 利用可能 |
OLTAは2017年に大手金融機関出身者によって設立された、「はやい・かんたん・リーズナブル」がコンセプトのファクタリング会社です。
OLTAクラウドファクタリングという、Webのみで手続きが完了するサービスを提供しています。Webのみで手続きが完了することから、スピーディーな入金が実現できるのです。
AI審査により人件費を抑えているため、その分手数料が安いのも魅力です。
即日入金が可能なファクタリング会社④ファクタリングのトライ
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 制限なし |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
ファクタリングのトライは2018年に設立されたファクタリング会社です。
後発ではあるものの、利用者のニーズを的確にとらえたサービスで着実に業績を伸ばしています。
一番の強みは手続きの速さで、午前中に申し込めば即日入金の可能性は非常に高いでしょう。
ウェブや電話にて24時間365日受付対応を行っているため、夜間に問い合わせて翌日に入金というスケジューリングも可能です。
即日入金が可能なファクタリング会社⑤ベストファクター
手数料 | 2%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30万~1億円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
べストファクターは、小口債権から大口債権まで対応できるファクタリング会社。
対応スピードにも定評があり、即日の入金実績をいくつも持っています。
ホームページでは、毎月の買取実績や利用企業の財務改善率などを公表しており、透明性が高いと言えるでしょう。
財務コンサルティングも行っているため、ファクタリングとあわせて利用することでキャッシュフローの改善がはかれます。
即日入金が可能なファクタリング会社⑥ビートレーディング
手数料 | 2%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30万~3億円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
ビートレーディングは2社間ファクタリングを専門とする、比較的老舗のリーディングカンパニーです。
2社間ファクタリングに特化していることで、手続きスピードが早く即日入金も可能。
経営コンサルティング力を活かしたサービスで、数多くの企業の財務を改善してきました。
また、審査も甘いため、小規模事業者や個人事業主にもおすすめできるでしょう。
即日入金が可能なファクタリング会社⑦うりかけ堂
手数料 | 2%〜 |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
うりかけ堂は小口から大口まで幅広く対応しているファクタリング会社。
即日入金も可能で、必要書類を準備しておけば最短2時間程度で入金が完了します。
個人事業主への対応も積極的に行っていることから、審査は甘いと言えるでしょう。
即日入金が可能なファクタリング会社⑧資金調達ペイ
手数料 | 3~8% |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | ~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
資金調達ペイはピーエムジー株式会社が提供しているファクタリング。
請求書の写真をアップロードすると最短5分で仮見積ができるという利便性の高いサービスです。
見積もりの早さからうかがえるように、最短即日入金が可能となっています。
即日入金が可能なファクタリング会社⑨オッティ
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | ~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
オッティはどの条件をみてもバランスの取れたサービスを提供しているファクタリング会社。
24時間365日メールでの対応を行っているという点が特徴といえるでしょう。
非対面での契約も取り入れており、最短で即日入金も可能なスピード対応です。
即日入金が可能なファクタリング会社⑩インボイスペイ
手数料 | 3.8~8% |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 上限なし |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用不可 |
インボイスペイはスマートヘッジ株式会社が運営するファクタリング会社。
資金調達ペイと同様に請求書のみで仮見積を行い、その後本審査に進むというサービスです。
そのため、より対応がスピーディーになり、即日入金が可能となります。
以上が即日入金対応ができるおすすめファクタリング会社です。
また、即日入金のためには、即日入金ができる会社と選ぶだけではなく、利用者側でも気をつけなければいけないポイントがあるので、次項で解説します。
即日入金のために気をつける3つのポイント
ファクタリングで即日入金を実現させるためには、利用者側でも気をつけなければいけないことがあります。
気をつけるポイントは以下3つです。
- 2社間ファクタリンを利用する
- 申込に必要な書類を準備しておく
- 申し込む時間帯や曜日に注意する
3つのポイントについて分かりやすく解説します。
ポイント①2社間ファクタリングを利用する
大前提として、即日入金が希望であれば2社間ファクタリングを利用しましょう。
ファクタリングは売掛先を契約に含むかどうかで2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに分かれます。
3社間ファクタリングは契約に売掛先の承諾が必要なため、1日で契約~入金までを完了させることはかなり難しいでしょう。
2社間ファクタリングであればファクタリング会社と利用者のみの契約になるので、1日で契約~入金まで完了させることも可能です。
手数料が多少割高になってしまうというデメリットはありますが、急ぎの資金調達なら2社間ファクタリングの利用をおすすめします。
ポイント②申込に必要な書類を準備しておく
ファクタリング会社への申込に必要な書類を事前に準備しておきましょう。
実際ファクタリング会社は、即日入金をすることはできます。
しかし、それができなくなってしまう理由のほとんどが利用者側の準備に時間がかかってしまうことなのです。
必要な書類の代表的なものを以下にまとめました。
- 商業登記謄本
- 法人代表印の印鑑証明書
- 決算書、確定申告書
- 売掛金証明書類
- 税金、社会保険関係書類
- 通帳
- 本人確認書類
- 事業内容の説明資料
会社によって必要な書類は変わってきますが、以上の書類がそろっていればほぼ確実に審査ができます。
ポイント③申し込む時間帯や曜日に注意する
即日入金をしてもらうためには、申し込む時間帯や曜日に注意が必要です。
まず時間帯についてはなるべく早い時間帯、できれば午前中10時までに申し込むようにしましょう。
即日入金対応が可能なファクタリング会社でも、遅い時間帯の申し込みでは即日の対応が難しくなってしまいます。
というのも、遅い時間だと金融機関の都合により口座への着金が翌日になってしまうためです。
また、曜日については平日の申し込みが基本になります。ファクタリング会社のほとんどは、土日祝日に審査の受付をしていません。
なるべく金曜日や祝前日の申し込みは避けた方が良いでしょう。
万が一即日入金ができなかった際に、土日祝日を挟むと入金まで時間がかかってしまうためです。
以上が即日入金のために気を付けるポイントです。
どうしても当日中に現金が必要な場合は、ファクタリング会社から手渡しで現金を受け取れることもあるので、次項で解説します。
どうしても即日入金させたい場合の最終手段
どうしても当日中に現金を手にすることが必要な場合、手渡しの対応をしてくれるファクタリング会社もあります。
即日入金でも遅い時間帯の入金だと、金融機関の都合で当日中に口座への着金ができないこともあるのです。
その際は、ファクタリング会社に届けてもらうもしくは自ら取りに行くという方法で、手渡しの対応ができないか確認しましょう。
届けてもらう方法だと、たいていの場合ファクタリング会社から出張費の請求があるか、バイク便などの費用がかかります。
手渡しというケースを想定して、なるべく近い距離にオフィスを構えるファクタリング会社を選ぶことをおすすめします。
手渡し対応が可能なファクタリング会社:トップマネジメント
手数料 | 3.5~12.5% |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30~3億円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
個人事業主 | 利用可能 |
トップマネジメントは30万円の小口債権から、3億円の大口債権まで買取可能なファクタリング会社です。
トップマネジメントは「即日」へのこだわりがとても強く、手渡し対応が可能です。
金融機関が営業時間外の場合、バイク便などで現金を運んでくれるなどかなり柔軟な対応を行っています。
また、手数料の上限が12.5%に設定されており、透明性の高いファクタリング会社といえるでしょう。
以上が現金の手渡し対応についてです。
即日入金の場合手数料が割高になってしまう可能性があるので、次項で解説します。
即日の場合手数料が割高になってしまう可能性がある
即日入金の場合手数料が割高になってしまう可能性があります。
その理由は以下の2つです。
- 足元を見られてしまう
- 手数料の交渉ができない
2つの理由について分かりやすく解説します。
理由①足元を見られてしまう
即日入金を希望することで、ファクタリング会社から足元を見られてしまうことがあります。
ファクタリング会社目線で考えると、即日入金を希望することはかなり急ぎの資金調達だという印象になります。
かなり急ぎの資金調達だということは多少手数料が割高でも、利用者はすぐに契約をせざるを得ません。
そのため手数料が割高になってしまう可能性があるのです。
理由②手数料の交渉ができないから
ファクタリング会社に手数料を交渉する期間が無いのも、手数料が割高になる要因の一つです。
スケジュールに余裕があれば複数のファクタリング会社から相見積を取るなどして、手数料を交渉することができます。
即日入金の場合は交渉ができるほどの時間の余裕はないため、ファクタリング会社から提示された手数料で契約をするケースが多くなるでしょう。
では手数料をなるべく抑えるためにはどのようにすればいいのでしょうか。
ファクタリング会社と関係性を築いておく
即日入金でもなるべく手数料を抑えるために、ファクタリング会社と関係性を築いておくことをおすすめします。
何度か利用した実績があり、関係性ができているファクタリング会社であれば、足元を見られる可能性も低いでしょう。
即日入金をお願いしても、以前と同程度の手数料で対応してもらえるはずです。
急な資金調達に備え、ファクタリング会社と関係性を築いておくことも重要です。
まとめ
ファクタリングの即日入金について解説してきました。
ファクタリングにおける「即日」は3つあり、当日中に現金の入手ができてこそ真の「即日」といえるでしょう。
即日入金のためには、利用者側で気をつけるポイントを理解することやファクタリング会社の選定が重要になります。
急ぎの場合は以上のことに注意して利用してみてください。