ファクタリングとは、売掛債権を業者に買い取ってもらうことで、売掛金を即座に現金化できる資金調達方法であり、資金繰りに悩む経営者にとって非常に魅力的なサービスです。
当サイトのファクタリング会社ランキングについて
ファクタリングのメインの顧客層は中小企業や個人事業主。
ということで、当サイトのランキングはシンプルに以下の3点を重視して、ファクタリング会社を比較し作成しています。
- 手数料の安さ
- 対応の速さ
- 審査の甘さ
資金調達の場面でコストがかかりすぎると意味がありません。またそういった場面こそ速さが重要です。
そして小規模事業者や個人事業主の資金調達において審査の甘さは必須。
その3つを兼ね備えた業者をファクタリング会社で7年勤務していた経験から14社厳選してきました。
それでは、厳選したランキングを見ていきましょう。
ファクタリング会社おすすめランキング2021
まずは、ランキング14社の一覧です。
※このランキングは2社間ファクタリングが可能な優良業者のみをピックアップしています。
ファクタリング会社 | 総合評価 | 手数料 | 対応スピード | 買取金額 |
---|---|---|---|---|
1位 ベストファクター | 2%〜 | 即日~ | 30万~1億円 | |
2位 ビートレーディング | 2%~ | 即日~ | 30万~3億円 | |
3位 ウィット | 5%~ | 即日~ | ~500万円 | |
4位 えんナビ | 5%~ | 即日〜 | 30~5000万円 | |
5位 日本中小企業金融サポート機構 | 8%~ | 即日~3日 | 無制限 | |
6位 三共サービス | 1.5%~ | 即日~ | ~1億円 | |
7位 OLTA | 2~9% | 即日~ | 40万~ | |
8位 ファクタリングのトライ | 5%〜 | 即日~ | 上限なし | |
9位 トップマネジメント | 0.5~12.5% | 即日~ | ~1億円 | |
10位 資金調達pay | 3~8% | 即日~ | ~5000万円 | |
11位 オッティ | 5%~ | 即日~ | ~5000万円 | |
12位 インボイスPay | 3.8~8% | 即日~ | 上限なし | |
13位 ファクタープラン | 5%~ | 即日~ | 30~5000万円 | |
14位 株式会社No.1 | 1~15% | 即日~ | 50~5000万円 |
1位 ベストファクター |
|
総合評価 | |
手数料 | 2%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30万~1億円 |
2位 ビートレーディング | |
総合評価 | |
手数料 | 2%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30万~3億円 |
3位 ウィット | |
総合評価 | |
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | ~500万円 |
4位 えんナビ |
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総合評価 | |
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30~5000万円 |
5位 日本中小企業金融サポート機構 | |
総合評価 | |
手数料 | 8%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 無制限 |
長くなり過ぎてしまうので、6位以降のランキングに関しては以下にまとめています。
どのみち下で1社ずつ解説していきますが、気になる方は見てみてください。
それでは1社ずつ詳細を見ていきましょう。
1位 ベストファクター
総合評価 | |
手数料 | 2%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30万~1億円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
ベストファクターは、小口債権から大口債権まで対応できるファクタリング会社。ベストファクターも急場に強いファクタリング会社であり、即日の入金実績をいくつも持っています。
また、ベストファクターを運営している株式会社アレシアのホームページでは、毎月の買取実績や利用企業の財務改善率などを公表していて他のファクタリング会社より透明性があると言えるでしょう。
そして、ベストファクターの一番の特徴は、財務コンサルティングです。ベストファクターは、ファクタリング審査と同時に財務コンサルティングを受けることができます。
ベストファクターのスタッフも財務コンサルティングができる精鋭揃いなので、サービスの質は高いと言えるでしょう。
2位 ビートレーディング
総合評価 | |
手数料 | 2%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30万~3億円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
ビートレーディングは、2社間ファクタリングを専門にしている会社の中ではかなりの老舗であり業界のリーディングカンパニーです。
経営コンサルティング力を活かしたサービスであらゆる企業の財務を立て直してきた実績があります。現在では月間の顧客数が400にも上っています。
ファクタリングにおいて顧客数は非常に重要。というのも、顧客数が多ければ多いほど1社あたりから取る手数料を安くすることができるためです。
また、顧客数が多いからこそなのかビートレーディングは多少の焦げ付きは気にしません。つまり、審査が甘い傾向にあります。
手続きのスピードも豊富な実績があるからこそ迅速であり、ファクタリングの利用を考えた時に真っ先に候補に挙げるべき1社です。
より詳しくは詳細ページをご覧ください。
3位 ウィット
総合評価 | |
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30~500万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
ウィットは、ファクタリング業界では数少ない小口債権の買取を専門にしているファクタリング会社です。利用出来る債権額は30~500万円であり、501万円以上の高額債権は逆に利用できなくなっています。
小口債権を専門にしているということは、メインの客層は個人事業主や小規模事業者です。少額の債権の買取を断るファクタリング会社もある中、稀有な存在と言えます。
そして、少額買取専門だからこそですが、ウィットは非対面式のファクタリングを採用しており、電話一本・最短3時間で入金まで完了します。急いでいる方にもおすすめの会社です。
また、元ファクタリング会社の社員から見ると、少額の買取となると手数料が気になるところですが、ウィットは30万円の債権を5%の手数料で買い取った実績もあります。
これは正直ボランティアレベルの手数料で、かなり良心的と言えるでしょう。少額の買取ならウィットに任せてみてはいかがでしょうか。
4位 えんナビ
総合評価 | |
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
えんナビは30万からの小口から5000万円までの大口まで対応できるファクタリング会社です。
手数料は業界でも最低水準の5%~とかなり良心的な設定です。さらに赤字・債務超過・税金滞納・融資のリスケ中でも利用できる審査の甘さも兼ね備えています。
また、ファクタリング会社としては当たり前と言えば当たり前なのですが、秘密厳守を徹底しており取引先にファクタリングの利用が知られることはありません。
取引先だけでなく、従業員にも知られたくないと言う場合でもえんナビは融通が効くでしょう。
その他えんナビのメリットとデメリットなど詳細の情報は「詳細ページ」でご覧ください。
5位 日本中小企業金融サポート機構
総合評価 | |
手数料 | 8%~ |
対応スピード | 即日~3日 |
買取金額 | 制限なし |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人という運営形態。一般社団法人は利益の配当ができないため、他のファクタリング会社と違い利益第一ではありません。
他の会社と違い手数料が「8%~」と高いと思われるかもしれませんが、実際の手数料相場は5~25%が妥当なところ。8%というのはかなり良心的な部類です。
日本中小企業金融サポート機構の本分は日本の経済を支える中小企業や個人事業主を金融面でサポートすること。基本的に審査を断らずに受けてくれます。
他社で断られた債権も、日本中小企業金融サポート機構になら相談する価値があるでしょう。
また、ファクタリングだけでなく金融機関への紹介なども行っており、財務状況に応じて最適な資金繰りを提案してくれるのも日本中小企業金融サポート機構の特徴です。
さらに詳しくは詳細ページをご覧ください。
6位 三共サービス
総合評価 | |
手数料 | 1.5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 50~3000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 個人事業主は利用不可 |
三共サービスは、ファクタリング業界きっての老舗企業。2001年に設立された会社です。
ただ、2001年からファクタリングを扱っていた訳ではありません。三共サービスは元々会計コンサルティングの会社でした。
クライアントに会計コンサルティングを行っていて、金融機関を紹介していましたが、自社で資金調達まで完結できればより効率が良いということでファクタリング業務を始めたのです。
そのため三共サービスは財務改善のコンサルティングをより得意としているファクタリング会社です。手数料も安く優良業者ですが、個人事業主の方は利用できないのでその点だけ注意してください。
7位 OLTA
総合評価 | |
手数料 | 2~9% |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 制限なし |
審査 | 債務超過でも審査は可 |
オルタは、三菱UFJ銀行などから融資を受けて事業を拡大した会社であり、会社の成長率や信頼性はファクタリング業界でも随一。
オルタのファクタリングは、手続きや審査が全てWEB上で完結するサービスです。AIで審査を行うため、人件費がかからずその分手数料も破格の安さになっています。
ただ、AIで審査する分、他の人が審査する会社に比べて融通が効かないところもあります。つまり、審査が少々厳しいと言うことです。
そのため、売掛先と自社の財務状況に自信がある方には利用をおすすめ致します。
8位 ファクタリングのトライ
総合評価 | |
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 制限なし |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
ファクタリングのトライの強みはなんと言ってもその早さ。手続きの早さ、審査にかかる時間、契約完了から入金までの時間、全て最速クラスです。
また、それでいて審査が適当な訳ではなく、納得感のある手数料提示がある会社としても名が通っています。
「5%~」と言うのは業界最低水準。ファクタリングは、売掛金という会社の大切な経営資金を使う取引です。買取手数料は少しでも安いに越したことはありません。
そしてファクタリングのトライの一番の特徴は、メールも電話も365日24時間対応しているということ。忙しい経営者のことをよく考えたサービスと言えるでしょう。
9位 トップマネジメント
総合評価 | |
手数料 | 3.5~12.5% |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 最大3億円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
トップマネジメントは、顔の見えるファクタリング会社として、ホームページにスタッフの顔を載せています。
また、手数料も上限が設定されており、12.5%以上になることがありません。名実共に透明性の高いファクタリング会社ということができるでしょう。
そしてトップマネジメントは「即日」へのこだわりが特に強いファクタリング会社としても有名です。どうしてもその日に資金が必要な場合は銀行が閉まっていてもバイク便などで現金を配達してくれます。
資金調達が必要な会社のことをよく考えているサービスと言えるでしょう。
10位 資金調達ペイ
総合評価 | |
手数料 | 3~8% |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | ~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
資金調達ペイは、ファクタリング会社の中でも中堅以上の規模を持つPMGが運営しているサービスです。
請求書の写真をスマホで送信するだけで、最短5分で見積もりが出せます。見積もりを見て納得できたら必要書類を送付して本審査に進みます。
元々ファクタリングサービスで実績のある会社が提供していることもあり、手続きの早さや手数料の納得感など重要なポイントはクリアしているでしょう。
手軽にできるので、試しに見積もりをとってみるのもいいのではないでしょうか。
11位 オッティ
総合評価 | |
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | ~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
オッティは、手数料5%~・即日買取可能・5000万円まで対応と基本的なスペックが完備されているファクタリング会社です。
非対面での契約も取り入れており、訪問せずとも契約することができます。
また、融資NGでも利用できるなど、柔軟に審査をしていることも評価できるポイントです。
12位 インボイスペイ
総合評価 | |
手数料 | 3.8~8% |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 上限なし |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
インボイスペイはスマートヘッジ株式会社が運営する、見積もり先行型のサービス。請求書のみで仮見積もりを取り、その内容で良ければ本審査に進むもの。
資金調達ペイ同様、従来のファクタリングとは取引のスキームが違います。その分人件費も掛からずより安い手数料で提供することができるのです。
また、より早い手続きが可能になるため、月末処理で忙しい経営者にはメリットがあるでしょう。ちなみに、不安な方は来社による契約も可能です。
13位 ファクタープラン
総合評価 | |
手数料 | 5%~ |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 30~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
ファクタープランは、ワイズコーポレーションという会社が運営するファクタリングサービスです。
このページで紹介している他の会社にも言えることではあるのですが、ワイズコーポレーションは様々な業種に対応した実績を持っています。
そして、顧客満足度が高い会社なので、柔軟な対応が期待できます。
14位 株式会社No.1
総合評価 | |
手数料 | 1~15% |
対応スピード | 即日~ |
買取金額 | 50~5000万円 |
審査 | 赤字・債務超過・税金滞納でも可 |
株式会社No.1は、東京都豊島区に本社を構えています。そして、名古屋と福岡にも支店を持っています。
福岡には多くのファクタリング会社がありますが、名古屋にはまだ余りファクタリング会社はありません。
地元の会社にとっては利用しやすくメリットがあるのではないでしょうか。
初めてのファクタリング!会社選びのポイント
ファクタリング会社選びのポイントは以下の通りです。
- 入金までの早さ
- 審査の厳しさ
- 手数料率
- 個人事業主が利用できるか
- 会社の信頼性
- 少額の利用ができるか
- 面談が必要かどうか
入金までの早さ
ファクタリングは会社によって入金の早さが異なります。それは、審査の仕組みや実績、スタッフの質が異なるためです。
急ぎで資金が必要な場合は、即日入金が可能なファクタリング会社を選びましょう。
審査の厳しさ
ファクタリングは、基本的に売掛先の会社が審査対象ですが、利用企業も審査されることがあります。特に個人事業主や小規模事業者は、ファクタリングに限らず資金調達の場面で不利になることが多いですよね。
審査に通らないと意味がありません。だからこそ、ファクタリングでも審査の厳しさは重要な指標になるのです。なるべく甘く、且つサービスの良い会社を選びましょう。
手数料率
ファクタリングの手数料相場は5~25%ほど。もし25%を超える手数料を提示された場合は、他の会社でも見積もりをとることをおすすめします。
個人事業主が利用できるか
ファクタリング会社の中には、個人事業主では利用できない会社もあります。法人ではない場合、まずは個人事業主でも利用できるのか確認しましょう。
会社の信頼性
ファクタリング業界には、悪徳業者も存在していると言われています。そのような会社の実態は、ファクタリングを装った闇金融業者です。
なるべく有名なファクタリング会社を選びましょう。
少額での利用ができるかどうか
少額の債権買取は、利益が少ないのでファクタリング会社は敬遠しがちです。100万円以下や50万円以下の債権を売却しようとしている場合は、少額債権を積極的に買い取っている会社を選びましょう。
面談が必要かどうか
ファクタリングは、面談必須の会社と面談せずに利用できる会社があります。面談必須の場合、スタッフの出張費か訪問する場合の交通費がかかります。
また、訪問する場合は時間的なコストもかかってしまうので、基本的に面談なしで契約できる会社がおすすめです。
以上がファクタリング会社を選ぶポイントです。
ファクタリング会社は適当に選ばずに、より良い選択をしましょう。
そしてファクタリングにはメリットだけでなくデメリットもあるので、十分に理解した上で利用するのが望ましいです。
ここからは以下の内容について解説していきます。
- ファクタリングの概要
- メリット・デメリット
- 契約の流れ
- よくある質問
ファクタリングを検討されている方はぜひとも参考にしてみてください。
まずは、ファクタリングがどのようなサービスなのか見ていきましょう。
ファクタリングとは
ファクタリングとは、企業が保有する売掛債権をファクタリング会社が買取、もしくは保証することで資金調達やリスクヘッジを行うことができるサービスです。
ファクタリングは「保証型」と「買取型」に分けられ、資金調達として行われるファクタリングは「買取型」にあたります。
それぞれの概要について解説します。
保証型ファクタリング
保証ファクタリングは資金調達ではなく売掛債権の保証をしてもらえるサービスです。取引先の信用に不安がある場合、保証型ファクタリングを利用することで貸し倒れのリスクを防ぐことができます。
万が一取引先が倒産などをした場合、ファクタリング会社に売掛債権の全額もしくは一部を保証してもらえます。
買取型ファクタリング
買取ファクタリングは入金待ちの売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうことで、売掛債権を即座に現金化できるサービスです。
手数料を引いた金額が入金されるため、本来の売掛金よりも少なくなってしまいますが、すぐに現金が必要な際は非常に有効的な資金調達方法です。
このページでは資金調達を目的とする買取ファクタリングについて解説します。
以下ファクタリング=買取ファクタリングと理解していただければと思います。
ファクタリングのメリットデメリット
ファクタリングには6つのメリットがあります。
ファクタリングのメリット
1つずつ見ていきましょう。
メリット①すぐに現金化できる
ファクタリングの最も大きなメリットは即座にに現金化できるという点です。
最短で審査→契約→入金までを1日で完了させることもできます。
銀行の融資などのように1週間〜1ヶ月も時間をかける必要はありません。
ファクタリングにおいて、即日入金が本当に実現できるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。 結論から言うと、ファクタリングで即日入金は可能です。 しかし、どのファクタリング会社でも即日入金対応をしているわけではありませ[…]
メリット②貸し倒れのリスクを無くせる
ファクタリングでは売掛債権を買い取ってもらうため、貸し倒れのリスクもファクタリング会社が負うことになります。
万が一取引先が倒産などをして債権の回収が困難な場合でも、利用者に返済の義務はありません。
メリット③審査が通りやすい
ファクタリングは銀行の融資などと比べると圧倒的に審査が通りやすいです。
なぜなら主な審査対象が売掛先(取引先)だからです。
ファクタリングを利用する企業に赤字や債務超過があっても、問題なく審査通過できるケースもおおいにあります。
この記事では以下について解説していきます。 [su_list icon="icon:check"] 審査の甘いおすすめファクタリング会社ランキング ファクタリング審査に絶対通る5つのコツ 元社員が教える「実際のファク[…]
メリット④担保や保証人が必要ない
金融機関からの融資などの場合は、担保や保証人が必要になるケースもありますよね。
しかし、ファクタリングは融資などとは異なり、売掛債権を買い取ってもらうため、担保や保証人なしで利用ができるのです。
メリット⑤負債にはならない
ファクタリングで売掛債権を買い取ってもらっても、会計上負債には分類されません。
というのもファクタリングは単に債権を売却しているだけであり、借入ではないためです。
そのため貸借対照表上での負債が増えたり、信用情報に悪影響が出たりなどの心配もありません。
メリット⑥来店しなくても申込できる
ファクタリングは様々な方法で申込ができます。
来店するのが難しかったり、遠方の場合はネット・電話・郵送での申込が可能です。
直接会っての契約でないと不安だという場合は、来店での申込を選びましょう。
ファクタリングのデメリット
ファクタリングの3つのデメリットについて解説します。
デメリット①手数料が割高
ファクタリングの取引は、銀行融資などの借入とは違い単発で完結します。その分手数料が割高になってしまうのです。
イメージとしては、借入の利子を一度に払うようなもの。
実際に支払っている額はさほど変わりませんが、やはり一度に支払うという点でデメリットと言えるでしょう。
そのためなるべく手数料の安い会社を利用することをおすすめします。
ファクタリングを検討している方の中には、 「手数料はどれぐらいかかるの?」 「手数料って何の費用なの?」 などの疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。 ファクタリングは資金繰りに困った際は非常に魅力的なサービスで[…]
デメリット②売掛金の範囲でしか現金化できない
ファクタリングは売掛債権を買い取ってもらう取引のため、売掛金以上の金額を調達することはできません。
もし売掛金以上の金額が必要な場合は、銀行の融資など他の資金調達手段にに頼らざるを得ません。
デメリット③悪徳業者も存在する
ファクタリングは比較的新しい資金調達方法のため、まだ関連する法の整備が十分になされていません。
そのためどんな業者でも参入できてしまうので、中には悪徳業者も存在します。
悪徳業者に引っ掛かってしまうと法外な手数料を請求されるなどのリスクがあるため、ファクタリング会社選びは慎重に行いましょう。
もし引っかかってしまった場合は、ファクタリング案件を扱う弁護士に依頼することをおすすめします。
ファクタリングの仕組み
ファクタリングでは
- 「自社」
- 「取引先」
- 「ファクタリング会社」
契約に取引先を含めるかどうかで、「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」に分かれます。
中小企業での利用が増えているファクタリングは、主に「2社間ファクタリング」です。
それぞれの取引の流れとメリット・デメリットについて解説します。
2社間ファクタリングの概要
2社間ファクタリングは「自社」と「ファクタリング会社」の2社間で行う取引です。
- 「自社」が「取引先」に掛けで商品・サービスを納品する。
- 「自社」と「ファクタリング会社」が契約を結ぶ
- 「自社」が「ファクタリング会社」に売掛債権を譲渡する
- 「ファクタリング会社」が「自社」に手数料を引いた売掛金相当額を支払う
- 「取引先」が「自社」に売掛金を支払う
- 「自社」が「ファクタリング会社」に売掛金を支払う
2社間ファクタリングを利用するメリット
メリット①入金までの時間が短い
2社間ファクタリングは自社とファクタリング会社の2社のみで契約をするので、スピーディーな手続きが可能です。
早ければ申し込んだその日に、審査→契約→入金まで完了することもあります。
メリット②取引先に知られる可能性が低い
2社間ファクタリングでは取引先が契約に絡まないため、ファクタリングをしていることが知られてしまう可能性がきわめて低いです。
ファクタリングを利用していることが知られると、財務状況が悪いと思われてしまい取引先からの信用を失ってしまう可能性もあるので、知られたくなければ2社間ファクタリングを選びましょう。
メリット③審査が通りやすい
2社間ファクタリングを行っているのは中小ファクタリング会社が多いので、比較的審査が通りやすいです。
2社間ファクタリングのデメリット
デメリット①手数料が割高
2社間ファクタリングは、3社間ファクタリングに比べ手数料が割高です。
3社間ファクタリングの手数料の相場1~5%程度に対し、2社間ファクタリングは5~25%程度となっています。
デメリット②売掛金の回収を行わなければいけない
2社間ファクタリングでは自ら売掛金を回収して、ファクタリング会社に支払う必要があります。
しかし万が一取引先が倒産などによって債務不履行になった場合は、回収する義務はありません。
3社間ファクタリングの概要
3社間ファクタリングは「自社」と「取引先」と「ファクタリング会社」の3社間で行う取引です。
- 「自社」「取引先」「ファクタリング会社」で契約を結ぶ
- 「自社」が「取引先」に商品・サービスを納品する
- 「ファクタリング会社」が「自社」に手数料を差し引いた売掛金相当額を支払う
- 「取引先」が「ファクタリング会社」に売掛金を支払う
3社間ファクタリングを利用するメリット
メリット①手数料が安い
3社間ファクタリングは手数料が安いです。
2社間ファクタリングの手数料の相場5~25%程度に対し、3社間ファクタリングは1~5%程度に抑えることができます。
メリット②売掛金の回収の手間がない
3社間ファクタリングでは、取引先がファクタリング会社に直接売掛金の支払いを行います。
そのため自ら売掛金を回収して、ファクタリング会社に支払う手間が省けます。
メリット③大手ファクタリング会社が提供している
3社間ファクタリングは比較的手数料が低いため、ある程度安定した大手ファクタリング会社が提供している傾向にあります。
3社間ファクタリングであれば悪徳業者に引っ掛かってしまう可能性も低くなります。
3社間ファクタリングのデメリット
デメリット①入金までに時間がかかってしまう
3社間ファクタリングは契約に取引先も絡むため、入金までの流れがスムーズにいかないことがあります。
1日で審査→契約→入金まで完了するのは難しく、最短でも1週間程度、長ければ1ヶ月程度かかってしまうこともあります。
デメリット②取引先の承諾が必要
3社間ファクタリングは「取引先」にも承諾及び契約をしてもらう必要があります。
「取引先」に承諾してもらえなかったり、資金繰りに困っているという印象を持たれ取引に悪影響が出てしまうリスクがあります。
デメリット③審査が厳しい
3社間ファクタリングは審査が厳しく、比較的規模の大きい会社が利用するのが一般的です。
そのため中小企業や個人事業主の場合は、売掛先が大手企業などの場合でないと審査を通過するのは難しいです。
ファクタリング契約の流れ
ファクタリング契約の際にはいくつかの書類を提出する必要があります。
会社によって提出が必要な書類は異なりますが、代表的なものを紹介します。
以下の書類がそろっていれば問題なく申込みができるでしょう。
- 商業登記謄本
- 法人代表印の印鑑証明書
- 決算書、確定申告書
- 売掛金証明書類
- 税金、社会保険関係書類
- 通帳
- 本人確認書類
- 事業内容の説明資料
契約の流れについて2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに分けて解説します。
2社間ファクタリングの契約の流れ
- 申込
- 審査
- 契約
- 入金
- 回収
ネット、電話、郵送、来店などで申し込み、必要書類を提出します。
ファクタリング会社にて審査します。
審査の主なポイントは「売掛先の信用力」「売掛債権の支払期日」など売掛債権に関する点です。
審査に通過すれば、ファクタリング会社と契約を結びます。
契約後、ファクタリング会社から手数料を差し引いた金額が入金されます。
取引先から売掛金を回収し、ファクタリング会社に支払います。
3社間ファクタリングの契約の流れ
- 取引先への打診
- 申込
- 審査
- 契約
- 入金
- 回収
取引先も含んだ契約になるので、まずは取引先の承諾を得ます。
ネット、電話、郵送、来店などで申し込み、必要書類を提出します。
ファクタリング会社にて審査します。
審査の主なポイントは「売掛先の信用力」「売掛債権の支払期日」など売掛債権に関する点です。
審査に通過すれば、ファクタリング会社と契約を結びます。
取引先の調印も必要になります。
契約後、ファクタリング会社から手数料を差し引いた金額が入金されます。
ファクタリング会社が取引先から直接売掛金を回収する。
ファクタリングのよくある質問集
ファクタリングについてのよくある質問を回答と併せて紹介します。
Q:どんな売掛債権でも買取の対象になりますか?
A:基本的には取引が完了した売掛債権であれば対象です。ファクタリング会社によって得意とする業種が異なり、手数料に違いが出るケースもあります。売掛先が企業ではなく個人の場合は、対象としていないファクタリング会社もあります。
Q:2社間ファクタリングが取引先に知られる可能性は全くないのでしょうか?
A:知られる可能性は極めて低いですが、全くないわけではありません。ファクタリング会社によっては取引の際に、債権譲渡登記を行う場合があります。万が一取引先が債権譲渡登記を確認した場合、ファクタリングを利用した事実が知られてしまいます。
Q:個人事業主でも利用できるのでしょうか?
A:個人事業主でも利用できます。ただ全てのファクタリング会社が対応しているわけではないので、事前に確認が必要です。
Q:設立から間もない会社でも大丈夫でしょうか?
A:問題ありません。ファクタリングの審査では、主に売掛債権の内容や売掛先が重視されます。
Q:銀行からの融資やビジネスローンとの違いはなんですか?
A:融資やローンとの一番の違いは、「借金ではない」という点です。ファクタリング会社に売掛債権を完全に買い取ってもらうので、万が一取引先が倒産などをしても返済の義務はありません。
Q:契約の際は直接訪問しなくてはいけないのですか?
A:ほとんどのファクタリング会社がネットや電話、郵送などの申込に対応しています。しかし直接訪問することで信頼関係の構築につながる、手数料の交渉ができるなどのメリットもあるので、基本的には訪問での契約がおすすめです。
Q:地方在住でも利用することができますか?
A:ほとんどのファクタリング会社が場所・地域に関わらず利用できます。付近にオフィスを構えるファクタリング会社がなければ、ネットや電話、郵送などで申込ができます。遠方から出張での買取を依頼すると、出張費がかかってしまうこともあります。
ファクタリングは手軽かつスピーディーに資金調達ができるため、資金繰りに困った際は非常に有効的なサービスです。
しかし、メリットだけでなくデメリットもあるので、その両方を考慮した上で利用するようにしましょう。
また、最近では少なくなりましたが、中には悪徳業者も存在するため、優良企業を選ぶよう利用前はいろいろな情報を参考にしてみてくださいね。。