日本中小企業金融サポート機構は、ファクタリング業界には珍しい一般社団法人と言う運営形態。一般社団法人は、事業により利益を得ること、あるいは利益を分配することを目的としない法人です。
日本中小企業金融サポート機構は、中小企業や個人事業主などの小規模事業者をサポートする目的で設立されています
この記事では、そんな日本中小企業金融サポート機構のファクタリングサービスの詳細と最新の評判を解説していきます。
まずは総評から見ていきましょう。
日本中小企業金融サポート機構の総評
おすすめ度 |
日本中小企業金融サポート機構のメリット・デメリットは以下の通り。
- 審査が甘い
- 個人事業主も利用可能
- 買取額の制限なし
- 郵送のみで契約できる
- 信頼性が高い
- 基本的に全業種対応可能
- 事業再生やM&A、事業マッチングも可
- 必要書類が少ない
- 全国に対応可能
- 3社間・診療報酬・介護報酬に対応
- 比較的に入金までに時間がかかる
- 手数料は最安の水準ではない
- 対面の契約がしづらい
以上が日本中小企業金融サポート機構のメリットとデメリットの一覧です。
結論から言うと、充分利用するに値する会社と言えるでしょう。
ここから日本中小企業金融サポート機構の詳細を解説していきます。
日本中小企業金融サポート機構の会社概要
日本中小企業金融サポート機構の会社概要はこちら。
団体名 | 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構 |
代表理事 | 谷口 亮 |
所在地 | 〒105-0011 東京都港区芝公園一丁目3-5 ジー・イー・ジャパンビル2階 |
連絡先 | TEL: 03-6435-8727 FAX: 03-6435-8728 |
設立 | 2017年4月 |
事業内容 | 資金調達に関する斡旋及び仲介業務、並びに資金調達、資本政策、企業の財務及び事業再生等に関するアドバイザリー及びコンサルティング業務 |
公式HP | https://chushokigyo-support.or.jp/ |
ファクタリングだけでなく、金融機関への斡旋やコンサルティング、事業再生なども得意としています。
財務状況を総合的に見ることができるので、ファクタリングが適切ではないと判断した場合は別の資金調達方法を打診してくれるでしょう。
日本中小企業金融サポート機構の外観
日本中小企業金融サポート機構のオフィスはこちらのビルの2階に入っています。
マンションの一室などではなく、しっかりしたオフィスビルに入っています。
日本中小企業金融サポート機構のファクタリング概要
ここでは、日本中小企業金融サポート機構のファクタリングサービスの特徴とメリット・デメリットについて解説していきます。
まずは、ファクタリングサービスの概要から見ていきましょう。
日本中小企業金融サポート機構のファクタリングサービス概要
サービス | 2社間・3社間・診療・介護 |
手数料 | 8~25% |
審査 | 甘い |
スピード | 即日〜3日 |
買取額 | 制限なし |
個人事業主 | 利用可能 |
財務状況 | 赤字・債務超過・リスケ中・税金社保滞納中でも利用可 |
受付時間 | 平日9:30~19:00 |
サービスの条件は、ファクタリング業界でもトップクラスの水準ですね。
手数料が8%~と他の会社が公表しているものと比べると高い水準と言えますが、これはファクタリングの手数料相場を正直に明記しているだけです。
2社間ファクタリングの手数料はいくら頑張っても5%が最安。実際その5%もそうそうできるものではありません。その点日本中小企業金融サポートは、サービスの透明性が高い会社と言えるでしょう。
続いて、日本中小企業金融サポート機構のファクタリングのメリットとデメリットを見ていきましょう。
まずはメリットから。
日本中小企業金融サポート機構の10のメリット
- 審査が甘い
- 個人事業主も利用可能
- 買取額の制限なし
- 郵送のみで契約できる
- 信頼性が高い
- 基本的に全業種対応可能
- 事業再生やM&A、事業マッチングも可
- 必要書類が少ない
- 全国に対応可能
- 3社間・診療報酬・介護報酬に対応
それでは、1つずつ解説していきます。
メリット1 審査が甘い
日本中小企業金融サポート機構の審査は甘い傾向があります。そもそも日本中小企業金融サポート機構は一般社団法人であり非営利の運営形態です。
小規模事業者のためにファクタリングをはじめとした金融面のサポートをしているのです。そんな業者が中小企業や個人事業主の申込を無下にする訳もなく、基本的に絶対審査をしてもらえます。
審査に自信がない場合、日本中小企業金融サポート機構はおすすめです。
メリット2 個人事業主も利用可能
日本中小企業金融サポート機構は個人事業主でも利用可能。基本的に審査が甘いため、個人事業主にも真剣に対応してくれます。
個人事業主お断りの会社もある一方で、しっかり対応してもらえるのはメリットと言えるでしょう。
メリット3 買取額の制限なし
日本中小企業金融サポート機構のファクタリングには、買取額の制限はありません。対応力が高く、少額の債権でも高額の債権でも利用可能です。
特に小規模事業者は、少額での利用が多いでしょう。債権額で他の会社に断られているのであれば、日本中小企業金融サポート機構に相談してみても良いでしょう。
メリット4 郵送のみで契約できる
書類の郵送のみで契約までできるのも日本中小企業金融サポート機構のメリットです。地方から利用する場合、出張費や交通費といった無駄なコストがかかってしまいます。
その点、郵送なら送料510円のみで手続きが完了します。また、面談がなく非対面で契約ができるということは時間的なコストもかからないということです。
このように郵送によるファクタリングはメリットがあります。しかし、最初は面談で契約したいという方もいるでしょう。日本中小企業金融サポート機構は面談も受け付けているので、その場合は申し出ましょう。
メリット5 信頼性が高い
信頼性の高さはファクタリング会社を選ぶ上で重要なポイントの1つです。なぜなら、ファクタリング業界には悪徳会社が存在しているため。
日本中小企業金融サポート機構は、まず一般社団法人という非営利の運営形態であること、代表の顔を公開していることから考えても信頼性は高いと言って良いでしょう。
メリット6 基本的に全業種対応可能
日本中小企業金融サポート機構は、基本的に全業種に対応しています。また、ファクタリングより適した資金調達方法があればその提案もしてくれます。
ただ、他のファクタリング会社同様、売掛先が個人の場合は買取ができないので注意してください。
メリット7 事業再生やM&A、事業マッチングも可
日本中小企業金融サポート機構はファクタリングだけでなく、金融機関への紹介、事業再生やM&A、事業マッチングもすることができます。
ファクタリングのサービス条件も良いですが、財務状況を見て融資が受けられると判断した場合は金融機関へ紹介してもらえます。
また事業再生を得意としていることもあり、経営面のサポートも高品質なサービスを提供することができるのです。
メリット8 手続きに必要書類な少ない
日本中小企業金融サポート機構のファクタリング手続きに必要な書類は以下の4点です。
- お客様情報シート
- 売掛金の所持を確認できる書類(契約書・発注書・請求書など)
- 取引先からの入金を確認できる通帳のコピー
- 身分証明書(免許証、パスポートなど)
必要書類が少ないので準備に時間がかからず、結果的に入金までの時間が短縮できるでしょう。
メリット9 全国に対応可能
日本中小企業金融サポート機構のファクタリング手続きは郵送が基本です。そのため、全国の利用者に出張費や交通費なく対応することができます。
面談必須の会社では、余計なコストがかかってしまうので郵送で全国対応できるのはメリットがあると言えるでしょう。
メリット10 3社間・診療報酬・介護報酬に対応
日本中小企業金融サポート機構は、通常の2社間ファクタリングだけでなく3社間ファクタリング・診療報酬債権ファクタリング・介護報酬ファクタリングにも対応しています。
売掛先に同意が取れる場合は、手数料が抑えられる3社間ファクタリングを利用しても良いでしょう。また、診療報酬債権、介護報酬債権は社保に対する債権のためファクタリング業者のリスクがかなり低くなり、手数料も安くなります。
中でも日本中小企業金融サポート機構は納得感のある低手数料で利用できるのでおすすめです。
以上が日本中小企業金融サポート機構の10のメリットです。
ファクタリング業界でもサービスの条件が良く、会社としての実績も豊富、そして在籍しているスタッフの質がかなり高いからこそメリットが多いですね。
しかし、メリットがあればデメリットもあるのが世の常。続いて日本中小企業金融サポート機構の3つのデメリットを見ていきましょう。
日本中小企業金融サポート機構のデメリット3つ
日本中小企業金融サポート機構のデメリットはこちら。
- 比較的に入金までに時間がかかる
- 手数料は最安の水準ではない
- 対面の契約がしづらい
比較的に入金までに時間がかかる
契約手続きの方法は、郵送・面談と選択可能です。面談を選択し、直接日本中小企業金融サポート機構を訪問すれば他のファクタリング会社と同じように最短即日での契約が可能。
しかし、郵送ファクタリングの場合、日本中小企業金融サポート機構はメールやWEB上で書類をチェックして審査をしますが、実際にその書類が送付されないと契約をすることができません。
つまり、利用者がどれだけ早く準備しても、郵送業者の発送が遅れてしまうと契約までに時間がかかってしまうのです。利用者の会社の場所が離島などの場合、2~3日を要してしまうこともあるでしょう。
手数料は最安の水準ではない
日本中小企業金融サポート機構の手数料の目安は8~25%ほど。そして2社間ファクタリングの手数料相場は5~30%ほどです。
つまり最安だと5%~となっています。比べると3%ほどの差がありますね。
ただ、実際の話をすると5%での買取はほぼできません。現実的なのが8%~なのです。その点、日本中小企業金融サポート機構は正直に手数料を公表していてむしろ好感が持てます。
いずれにせよ、日本中小企業金融サポート機構は非営利の運営形態であり、余分な手数料は取らないので法外な手数料を請求されることはないので安心して良いでしょう。
対面の契約がしづらい
日本中小企業金融サポート機構のファクタリングは、郵送による契約か対面による契約か選択することが可能です。
郵送であれば出張費や交通費、時間的なコストが削減できるのですが、中には対面での契約をしたい方もいるでしょう。対面希望の場合、日本中小企業金融サポート機構に訪問しなければなりません。
もし地方から利用する場合は、港区のオフィスまで行く時間と交通費がかかってしまいます。
もちろん電話もできるので分からないこと等あればそこで聞くこともできますが、対面を希望する場合は上記のようなコストがかかってしまうのでデメリットになるでしょう。
以上が日本中小企業金融サポート機構のメリットとデメリットです。
続いて、日本中小企業金融サポート機構の利用者からの評判を見ていきましょう。
日本中小企業金融サポート機構利用者の評判
日本中小企業金融サポート機構のファクタリング利用手順
日本中小企業金融サポート機構のファクタリング利用手順は以下の通り。
- 手数料無料査定
- 本査定〜結果報告
- 契約書の郵送
- 契約
まずは、手数料無料査定をしてもらいます。無料査定を申し込むと、専属の担当者から折り返しの電話がきます。
※時間が9:30~19:00以外の場合は、翌営業日に改めて折り返しがくるようになっています。
その電話で調達希望日や希望額のヒアリングを受け、無料査定をしてもらうのです。
また、査定が終わり、納得ができれば必要書類を教えてくれます。
日本中小企業金融サポート機構の必要書類は以下の4点。
・お客様情報シートと売掛先情報
・売掛金の入金が確認できる通帳のコピー直近までの3か月分
・契約書、発注書、請求書、などの金額が分かる書類
・身分証明書(免許証、パスポートなど)
これらの書類を提出し、本査定に入ります。査定終了後、担当のスタッフから結果の連絡があります。
日本中小企業金融サポート機構から契約書が即時発送されます。
届き次第契約書を作成しましょう。
契約書にサインをして提出。売掛金の買取が完了し次第、即日で買取代金が支払われます。
以上が日本中小企業金融サポート機構の利用手順です。
面談希望の場合は、必要書類を持ってオフィスを訪問することになるので郵送の手順はありません。
どちらの方法でも利用することができるので、最初の電話で希望を伝えましょう。